豆腐メンタルは強くしようとせずに水にする。
こんにちは。
心理カウンセラーのココロノです。
ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまったり、自分はメンタルが弱いから...と思っている方は多いと思います。
強くなりたい!とコーチングを受けたり、自己啓発本を読んだりと努力されている方もいますよね。
でもこころを強くするのはとても難しく、やわらかくするほうが簡単なんです。
人間のこころについては昔から心理学者や哲学者などが多くの研究や実験をくり返しています。
そもそも「人のこころは弱いもの」なんです。
誘惑に負けてしまったり、すぐに挫折してしまったり落ち込んだり...それが人間です。
あなたのこころが弱いのではなく、元々そういうものなのです。
自分だけがこころが弱いと悩む必要はありません。みんな同じです。
では、どうすれば落ち込んだり悩んだりせずに人生を送れるのか?
ポジティブで楽しそうに生きている人と、ネガティブでイライラしている人に分かれるのはなぜか?
すべてのストレスをガードできるように強くするのではなく、ストレスを包み込めるくらいにやわらかくします。
こころが水でできているイメージをしてみてください。
こころが弱いことを例える「豆腐メンタル」という言葉がありますが、豆腐はやわらかいですが固形なので少しの衝撃で崩れてしまいます。
水であれば、衝撃を受けた瞬間は水しぶきが飛び波紋ができることがあっても、時間と共に穏やかな水面に戻りますよね。
そして、世界で一番硬いと言われるダイヤモンドも高圧の水で切ることが出来ます。
水は、やわらかくも強くもなれる物質です。
鉄筋コンクリート、ガラス、鉄鋼などから、宝石、ダイヤモンドまでも切断可能である。
「豆腐メンタル」を鍛えて、鉄やダイヤモンドのような硬いこころを手に入れても、水には勝てません。
水のように強くも穏やかにも変化できるやわらかいこころを持っているのが、結果的に一番強いことになります。
周りの人達には包み込むように優しく接し、自分や大切な人を守らなければいけない時には強くもなれるのが理想的です。
ストレスがやってきたときには、「ああ...小石か何かが水の中に落ちたな」というイメージをしてみてください。
落ちた瞬間やその後しばらくは水面が波立っていても、 ゆっくりと穏やかな水面に戻って行くよう落ち着かせてみてください。
最初はうまくできなくても、徐々にストレスから回復する時間が短くなってきます。
慣れてくると多少のストレスは一瞬で受け流すこともできるようになり、日常生活でのストレスが格段に減ります。
無理に強くなろうと頑張らずに、水のようにやわらかく変化するこころを手に入れて穏やかな毎日を送りましょう。