ココロノ

心理学による穏やかな暮らし

親でも他人という意識を持つと こころが自立する

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こんにちは。

心理カウンセラーのココロノです。

 

親子関係というのはいつの時代も難しいものです。

昔話やおとぎ話でも、すべての親が母性に溢れた優しい人間としては描かれていません。

毒親」といわれる様な母親像が登場することも珍しくありません。

 

なぜ一番身近である親が、悩みの原因になってしまうのか?

一番理解してほしい、一番優しくしてほしいと思っていてもそうなるとは限りません。

親は子どもの理解者として生きているわけではなく、親は親の人生を生きているからです。

親子だからといって一心同体でもなければ、あなたの一部でもありません。

 

元々母性が強く面倒見が良いタイプの方は自然と良い母親になれるかもしれませんが、全ての女性がそうではないですよね。

それでも良い母親になろうと頑張っている方ももちろんたくさんいます。子どもができてから母性が育ったり、子どもと一緒に親も成長したりというパターンもあります。

 

親と言っても一人の人間です。子どもとは異なった人格・性格を持っています。

生きてきた時代も違います。多くの場合あなたより20〜30年ほど前の時代を生きてきているので、時代的な価値観が合わないのは当然です。

子どもがやりたいことに親が反対するのはこの価値観の相違も原因のひとつです。

親は自分たちの経験から反対していることが多いですが、子どもは生きている時代が違います。

 

例えば子どもがYouTuberになりたいと言ったら反対する親もいると思います。

親世代が就職し始めた時代にはYouTuberという職業自体が存在していません。

自分たちの時代に存在していなかった職業に子どもが就くのは、どんな苦労があるか親には想像がつかないので心配してしまいます。

それについて「知らない」「知識がない」というのも反対する理由の一つです。

 

自分が理解できないことをしようとする人がいたら「やめたほうがいい」と言ってしまう人は親以外でも多いです。

起業したい、留学したい、世界一周したいなど相談された時にも、自分の経験や理解の範囲を超えてしまうと、明確な理由もなくただただ反対する人もいます。

 

人間に限らず多くの動物は保守的です。そうでないと命の危険があっても気づけません。

なるべく自分が理解できる範囲内で暮らそうとします。

安全だと知っているところで暮らした方が安心できて命が守られるからです。

これは動物の本能的な部分もあるので、保守的なことが一概に悪いこととは言えません。

人間や動物は安心や安全を求める傾向があるということも知っておきましょう。

 

親には親の経験と理解できる範囲があり、その範囲が子どもと一致することの方が少ないです。

親が子どもの価値観を理解することも、子どもが親の価値観を理解することも難しいんですよね。

お互いに歩み寄って理解しあおうとすることは大切ですが、そもそも別の価値観を持った別の人間であることを忘れてはいけません。

それを忘れてしまうと、どうして理解してくれないんだ!という問題が起きてしまいます。

 

親がどんな人物であったとしても、あなたはあなたの人生を歩むしかありません。

理解してもらえないことがあったとしても、それは当たり前のことです。

何かに反対されてしまっても、本能的に危険を避けようとしている場合もあります。

あなた自身を否定したり不幸にしようという気持ちで言っているのではありません。

もしあなたの意見を尊重して、何でも理解しようと努力してくれる親がいるなら、とても幸運なことです。

 

理解し合えなくても当たり前、価値観が違っても当たり前。

親には親の人生があり、あなたにはあなたの人生がある。

一緒にいる時間は長くても、親子で同じ人生を歩むわけではありません。

 

親から自立するということは、生活を別にして自分で生計を立てることだけではなく、親と別々の人生を進んでいく覚悟を決めることです。

親が理解してくれなくても自分の人生を自分の責任で生きることです。

未来のすべての選択が自分の責任と考えられる様になると、こころも自立し精神が成長します。

精神が成長することで、悩むことが少なくなったり感情のコントロールができるようになったりするので、周りに振り回されず穏やかな気持ちで日々を送れるようになります。