ココロノ

心理学による穏やかな暮らし

過去の嫌な出来事は自分と切り離す

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こんにちは。

心理カウンセラーのココロノです。

 

「過去」というものは自分の記憶の中にしか存在しません。

過去に囚われたり縛られたりする場合は、過去と自分を切り離して考えるとこころがラクになります。

 

過去に起こった嫌な出来事を引きずってしまうことがありますよね。

中には何十年も過去の出来事に影響されることもあります。

 

ですが「過去」というもの自体がこの世界に存在しているわけではありません。

過去の出来事と、その時に感じた自分の感情が結びつき、脳に記憶されています。

 

衝撃的な出来事が起こったり、強い感情を感じたりすると特に記憶に残りやすいです。

例えば大きな原因だと、事故や災害の記憶、身近な大切な人の死やパートナーとの別れなどがあげられます。

このような出来事を完全に自分と切り離すことは難しいと思います。

 

ですが大きな原因だけではなく、職場であった嫌な出来事、自分を否定されるようなことを言われた、腹が立つようなことを言われたことなども頭から離れなくなってしまうことがありますよね。

 

1日に何回も嫌な出来事を思い出し、そのことを考えてイライラすることはありませんか?

現在起こっている出来事ではないのに過去の記憶を思い出して、今現在その出来事が起こっているようにイライラした感情が呼び起こされてしまうことはないでしょうか?

 

過去は過去であり、現在ではありません。

過去に起こったことは過去に起こったこととして、現在の自分と切り離す必要があります。

 

まずは過去に起こった出来事と、その時に感じた感情を切り離しましょう。

例えば「上司に理不尽に怒られてイライラした!」とまとめて記憶するのではなく、「上司が理不尽なことで怒っていた」その時に自分は「イライラした」というふうに、客観的に振り返ります。

 

そうするとそれぞれの原因を分けて考えることができます。

・上司が怒っていた原因は何なのか?

・上司はなぜ自分に怒ったのか?

 

・なぜ自分が怒られたのか?

・自分はなぜイライラしたのか?

 

上司側の原因は上司にしかわかりません。ここで勝手に推測せずに自分側の原因を考えてみます。

 

・なぜ自分が怒られたのか?

→たまたま近くにいたから、何か小さなミスをしたから

 

・自分はなぜイライラしたのか?

→上司の言っていることが理不尽だったから、怒られたことに納得できなかったから

 

このように原因を分けて考えると、上司が怒った原因と自分がイライラした原因は一致しないことがあります。

もしかしたら上司が怒ったのは疲れてイライラしていたからかもしれませんし、普段から職場の人間関係にストレスが溜まっていただけかもしれません。

出社前に夫婦喧嘩をしたのかもしれませんし、子どもが反抗期で言うことを聞かないのかもしれないですよね。

 

自分とは関係ない原因でイライラするような出来事が起こることはたくさんあります。

コンビニで買い物したらレジの人の態度が悪かったなどの出来事もそうです。

 

自分に原因があると考えることで、自分が嫌な気持ちになりイライラしてしまいます。

相手が怒ったり態度が悪かったり、嫌なことをしてくるのは相手側の問題であり、相手に原因があります。あなたとは関係がない場合も多いです。

 

過去に起こった「出来事」と、自分の「感情」を結び付けないようにしましょう。

相手が怒っていたり態度が悪いのは相手の原因、自分とは関係がないことと考えます。

 

原因ではない人に八つ当たりしてしまうことは誰にでもあります。

学校で友達と喧嘩してイライラしていたので、お母さんに八つ当たりしてしまったなどの経験がある方も多いと思います。

上司に怒られてイライラしてしまい後輩に冷たく接してしまった、などもそうですね。

イライラの原因の相手に直接イライラを返すことのほうが少ないかもしれません。

原因とは無関係の相手に嫌な思いをさせてしまうことは誰にでもあります。

 

嫌な出来事と自分の感情をすぐに結びつけるのではなく、客観的に原因を考え事実をしっかりと見極めることが必要です。

一旦落ち着いて冷静に考え、本当に自分が原因なのかそうでないのかを判断してみてください。